事業計画を作る際に、「何年先の予定まで考えればいいの?」と、疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、どのくらいの期間を想定するべきか、明確な基準を持っている方は多くありません。
そこで本記事では、事業計画を作る際に、目安とするべき事業期間について解説します。
3分後には、ご自社の事業計画を作る際の基準が分かりますので、最後までご覧ください。
1.まずは事業計画の想定期間を1年間に設定する
事業計画の作成に慣れていない場合、事業期間は1年間に設定することをおすすめします。
というのも、いきなり複数年の事業期間について考えるのは、難易度が高いからです。
数年先の予測は難しかったとしても、1年間の売上目標を立てたり、経費を予測したりするのはイメージが湧きやすいです。
その計画を元に、資金運用計画、販売計画、月別販売計画などを立てます。
目標値を設定でき、年間の予算感が見えてくれば、数年後の予算や売上についても議論できる段階に入っていきます。
なお、より詳細の計画の立て方が気になる方は、こちらの記事を参考にされてください。
『年間支援実績500社以上の会計事務所がおすすめする中小企業向け経営計画書の作り方5ステップ』
2.事業計画の想定期間を5年先まで伸ばす
1年間の事業計画が作成できたら、5年先の計画を立てていきます。
一般的には、中期事業計画(中計)と呼ばれるものです。
5年先を見据えるからこそ、今まで気づいていなかった視点を持つことができるからです。
企業の経営方針や長期的なビジョン、ありたい姿などを達成するために、戦略や計画を練っていきます。
具体的には、1年の計画を5年先まで拡張させ、各事業の売上予測、利益計画、要員計画などを立てることになります。
理想は経営計画から事業計画への落とし込み
さらに高みを目指すのであれば、経営計画の作成を検討してみても良いかもしれません。
経営計画とは、事業計画を包括しつつ、経営理念やビジョンも含めて計画に盛り込んだ、より広い視点での計画を指します。
どちらかと言えば、数値目標よりも、言葉を使った概念的な内容が多くなってきます。
経営計画と事業計画の関係については、こちらの記事でも紹介しています。
『「事業計画」・「経営計画」どちらを作るべき?経営者の疑問を8分で解決』
まとめ:事業計画を立てるとやるべきことが見えてくる
今回は、事業計画を作成する際に、想定するべき事業期間について解説してきました。
まず1年間の計画を立て、それができたら5年先まで見据えた計画を立てることが重要でした。
事業計画を立てることで、今後やるべきことが見えてくるようになりますので、まずは1年間の計画を作り込んでみてください。
計画の作成に役立つ『利益計画検討表』もご用意しましたので、ぜひ有効活用いただけますと幸いです。
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