事業計画の代行はいくらの費用が掛かる?事業計画書作成代行サービスについて徹底解説

    記事公開日: 2023.11.29

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    事業計画は誰が作るべきか

    事業計画は従業員や外部の事業者に依頼するのではなく、経営者本人が作成すべきです。どうしてかというと、経営者が会社の内部情報や体制を確認しながら、「私は会社をこの方向に進めたい」と目標を従業員に示すことに、事業計画を立てる意味があるからです。

     

    もし従業員に作成させている経営者の方がいたら、必ず自分自身で作るように切り替えましょう。そもそも、従業員は会社の責任を負っているわけではないので、会社全体のバランスをみて事業計画を立てるということはできません。

    そもそも事業計画はなんのために作る?

     事業計画書はなんのために作成するのでしょうか。事業計画書は融資審査の際に必要な書類となります。また、自社の事業内容を客観的に見直すきっかけにもなる書類なので、事業が行き詰まってしまった時はコンサルタントに見る書類としても事業計画書は役立ちます。作成する理由を一つひとつ解説していきます。

    事業内容を明確化するため

    事業計画書を作成する一つ目の理由は、「事業内容を明確化するため」です。事業計画書はどんな事業で、どんな収益モデルになっているのかを言語化・可視化していくものです。

     

    売上目標や事業の目標など、経営者が頭で考えていたことを書き出していくことになるので、ビジネスパートナー、投資家、金融機関、専門家、社員など事業に関わる人たちに経営者の考え(事業の方向性や根拠)を共有することができます。

     

    そうすることで、関わる人たちと歩みを合わせて事業運営をしていくことができるようになります。そのため、事業計画書は誰が読んでも分かりやすく、納得できるように、すべての事柄を具体的かつ明確に記載する必要があります。

    金融機関などから融資を受けるため

    事業計画書を作成する二つ目の理由は、「金融機関などから融資を受けるため」です。事業計画書は資金調達する際、金融機関に提出する融資審査の資料として役に立ちます。金融機関の審査では「返済能力があるのか」という点を重視しています。

     

    そのため、借りる側がいくら口頭で「返せます」と説明しても根拠がないため信用されないでしょう。事業計画書は事業の進め方や収益モデル、その根拠を具体的かつ明確に記載することが重要です。また、融資審査には経営者の熱意も大切な判断基準となりますので、事業計画の内容に加えて、融資審査の担当者に経営者自身の情熱が伝わるように記載していきましょう。

    事業の方向性を共有するため

    事業計画書を作成する三つ目の理由は、「事業の方向性を共有するため」です。事業計画書は社内・社外どちらにも情報を知らせるために作成します。事業計画書は、事業そのものが実現可能かどうかもしっかり見極め、事業そのものの優位性や独自性をしっかり検証するようにしましょう。

    経営者の思考整理のため

    事業計画書を作成する四つ目の理由は、「経営者の思考整理のため」です。先ほどもお伝えした通り、事業計画書は経営者の頭のなかを整理して、社内外の方に事業の方向性などを知らせるためのものです。作成するにあたり、経営者自身の思考整理も可能になります。

     

    事業計画書を作成する際、「誰」に「どのような事業」を「何のため」におこないたいか、そして「どんな収益モデル」にしていくのかをしっかり頭のなかで整理して、言語化・可視化するようにします。

    事業計画書作成代行にかかる期間と費用はどれくらいか

    事業計画は経営者がつくるものとお伝えしましたが、事業計画書は代行作成してくれる会社があります。事業計画書は、企業が融資を受けるために重要な書類となりますので、より分かりやすく・より審査が通りやすいものにするためにも事業計画書の作成は代行会社に依頼することも一つの選択肢です。

    作成期間目安

    事業計画書作成代行には、どのくらいの作成期間がかかるのでしょうか。作成期間の目安は、およそ10時間~120時間です。もっとも多いのは20時間~30時間ということですが、採択率(融資審査に通る割合)が良いのは40時間~120時間以内といわれています。

     

    融資審査は一度審査に落ちてしまうと、再申請はなかなかできません。そのため、短時間で作成するのではなく、ある程度時間をかけて作成し、一度で融資審査が通過できるようにしましょう。

    費用相場

    事業計画書作成代行の費用相場は、1215万円です。もっと安い業者もありますが、その場合、ある程度まで事業計画書がまとまっている状態のものを受け取り、見た目やフォーマットを整えてくれるだけのところもあります。代行会社ではどこまでの作業をしてくれるのか、しっかり確認してから依頼するようにしましょう。また、経営のサポートまでしてくれる代行会社もあります。料金はサポート期間や内容によって異なりますが、固定料金の場合や、資金調達額の数パーセントを成功報酬として支払うという業者もあります。

    事業計画書作成代行サービスを利用するメリット

    事業計画書を代行会社に依頼するメリットとしてあげられるのは、4点あります。

     

    ①時間と労力が省ける

    ②最適な事業計画書を作成してもらえる

    ③事業計画を見直すことができる

    ④事業に専念することができる

    時間と労力が省ける

     事業計画書作成代行サービスを利用する一つ目のメリットは、「時間と労力が省ける」という点です。先ほどお伝えしたように、事業計画書の作成は20時間~30時間はかかります。

     

    代行会社でその時間が必要ということは事業者が一から事業計画書を作成しようとすると更に多くの時間が必要になることが考えられます。時間も労力もかかるので、事業計画書作成作業はお金を払ってでも代行会社にお願いすることで、時間と労力を省くことができます。

    最適な事業計画書を作成してもらえる

    事業計画書作成代行サービスを利用する二つ目のメリットは、「最適な事業計画書を作成してもらえる」という点です。事業を新しく始めたばかりの会社であれば、事業計画書をどのように作成すれば良いか分からないと悩む経営者も多いのではないでしょうか。

     

    事業計画書を作成する大きな目的には資金調達のための融資審査に使用するということがあげられます。代行会社は、事業計画書をどのように作成すれば融資審査の採択率があがるかなどのデータやノウハウを持っているので、依頼することでより最適な事業計画書を作成することができます。

    事業計画を見直すことができる

    事業計画書作成代行サービスを利用する三つ目のメリットは、「事業計画を見直すことができる」という点です。事業計画書の作成で重要なポイントは「第三者にフィードバックをもらい客観的な視点をふまえる」ということがあげられます。

     

    事業計画書の欠点や改善点は、作成者自身がチェックすると見落としてしまうことが多くなります。代行会社はさまざまな企業の事業計画書を作成した経験があるので、そのノウハウを活かし、ありがちな失敗などがないかを的確に確認してくれます。

    事業に専念することができる          

    事業計画書作成代行サービスを利用する四つ目のメリットは、「事業に専念することができる」という点です。事業計画書を代行会社に依頼することで、時間や労力を省くことができるとお伝えしました。その省けた時間を事業そのものにあてることが可能になります。

     

    事業を始め、そして拡大していくと、事業そのものの作業だけでなく、社員教育や事業の見直しなど、おこなわなくてはいけないことが多くなります。経営者自身も事業や経営に集中するために、代行会社を利用することもおすすめです。

    事業計画書作成代行サービスを利用するデメリット

    事業計画書作成サービスを利用するメリットをお伝えしてきましたが、ここからはデメリット部分を紹介します。デメリットとなるのは下記4点です。

     

    ①費用が発生する

    ②事業者によって事業計画書のレベルが変動する

    ③使い回しができない

    ④専門業種の場合内容が薄くなる可能性がある

    費用が発生する

    事業計画書作成代行サービスを利用する一つ目のデメリットは、「費用が発生する」という点です。代行会社に依頼すれば、当然、自社で作成するよりも費用が発生します。前述した通り、費用相場は1215万円です。起業したばかりの事業者には安くはない出費となります。

    ただし、事業計画書を何十時間もかけて自分自身で作成し、融資審査が通らずに再度作成することになるというような最悪なケースを考えれば、代行会社に依頼した方が費用対効果的には安上がりな場合もあります。

    事業者によって事業計画書のレベルが変動する

    事業計画書作成代行サービスを利用する二つ目のデメリットは、「事業者によって事業計画書のレベルが変動する」という点です。先ほどもお伝えした通り、代行会社によってサービスの内容は違います。また、安い料金の代行会社では質が良くない場合も多々あります。事業計画書作成代行サービスを利用する場合は、代行会社のこれまでの実績も確認するようにしましょう。

    使い回しができない

    事業計画書作成代行サービスを利用する三つ目のデメリットは、「使い回しができない」という点です。代行サービスで作成してもらった資料については、代行会社によって使い回しができないフォーマットになっている場合があります。他の場面でも使用したいと考えている場合は、注意しましょう。

     専門業種の場合内容が薄くなる可能性がある

    事業計画書作成サービスを利用する四つ目のデメリットは、「専門業種の場合内容が薄くなる可能性がある」という点です。代行会社は、その事業は専門外である可能性も多くあります。事業に対して理解不十分のまま事業計画書が作成されてしまうと、内容の薄い事業計画書ができあがってしまいます。専門業種の場合は、代行会社も専門性のあるところを選ぶか、実績のあるところを選ぶようにしましょう。

    まとめ    事業計画書の作成代行サービスは費用がかかるが効率よく事業計画を立てることができる             

    事業計画書の作成代行会社を利用すると、自社で作成するよりも費用はかかってしまいますが、時間や労力を省くことができ、効率よく事業計画を立てることができます。事業計画書を作成する場合は、代行サービスの利用も検討するようにしましょう。

     

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